2009年辰野町 町長選挙 立候補予 定者へのアンケート
「ゆるやかNETたつの」では、前回町長選挙に続き、今回も立候補予 定者(19日時点)へ
共通の設問によるアンケートを実施いたしました。
赤羽公彦さん、矢ケ崎克彦さん、ご両人より、告示前の多忙な中、克明 なご回答を頂きました。
有権者の皆さんの判断の一助になれば、幸甚です。
アンケート内容
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1 辰野町 の中、長期的 目標は?    

2 病院建設: 新築移転か現地補修か

3 職員の接遇に関して不満の声を聞くこともありますが、職員の意識改革の 必要性についてどの様
にお考えでしょうか? また、スキルアップの為の具体的方策は?

4 近隣市町村に比べて介護保険の認定が厳しいと言われていますが、どの様 にお考えでしょうか?

5 前回、矢ケ崎町長が示されたマニフェスト(以下に再録)について達成度 を評価するとすれば?

         行政 の更なるスリム化推進

         道路 網の整備・改良強力に

     ・ 住民合意の上で辰野病院の新・改築推進

     ・ 農・工・商の活性化支援

     ・ 高福祉(受入・介護予防・支援)の充実

     ・ 全ての子供に自信と誇りを与える教育!

         子育 てにやさしい、町づくり

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19日午後、両予定者より回答が寄せられました。
当初、寄せられた回答文そのものを掲載する予定でしたが、行間を埋め 尽くし、溢れんばかりの
内容でしたので、両者のご了解を頂き、事務局でタイプさせて頂きまし た。
出来る限り、オリジナルの表現を再現した積もりですが、書体、レイア ウト等でご回答頂いた方の
熱意が損なわれたとすれば、事務局の責任です。
その点に付きましては、ご理解の上ご一読頂きたく存じます。
掲載は、事務局受領順 赤羽さん、矢ケ崎さん、の順とさせて頂きま す。

赤羽公彦さんの回答
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辰野町長選挙 立候補予定者へのアンケート 

候補者名:赤羽 公彦        

文責: 本人         

1 辰野町の中、長期的 目標は?

   ○ 高福祉、人材育成の町  ○ 3万人都市の夢 実現

   ○ 地産地消の町      ○ 自立の町 

 

2 病院建設: 新築移転か現地補修か

   病院は絶対必要。 財政難の今、住民に高負担を課すべきではない。

   現状を補修、基金を積み立て、時期を見て建設着手する。

   医師確保に全力を傾注する。

 

3 職員の接遇に関して不満の声を聞くこともありますが、職員の意識改革の必要性に ついてどの様にお考えで
しょうか? また、スキルアップの為の具体的方策は?

   行政サービスを徹底し、適材適所に人材を配置し、能力を生かし切る。

   互いが啓発し合える様、民間職場体験等を通じ、職能、材能を高める。

 

4 近隣市町村に比べて介護保険の認定が厳しいと言われていますが、どの様にお考え でしょうか?

   多くのケア・マネージャーが「辰野は介護度認定基準(の運用)が厳しい」と証言している。

 

5 前回、矢ケ崎町長が示されたマニフェストについて達成度を評価するとす れば?

         行政の更なるスリム化推進

     やや進んだが、充分とは言えない。

     各部署の業務内容を見直し、民間委託出来るところは、委託すべき。

     

         道路網の整備・改良強力に

     生活道路の整備は充分とは言えない。

     中央道・伊北インターを辰野町の生命線と捕らえ、153号線、竜東線整備を積極的に進めるべ き。

 ・ 住民合意の上で辰野病院の新・改築推進

    住民の声を充分聞く事が出来たか?いささか疑問である。

   医師確保が何より急務。耐震補強・改修で当面対応し、資金を積み立てる。

 ・ 農・工・商の活性化支援

   農業:農業政策が見えない。

    地産地消の啓発、特産品の開発、ブランド化を目指すべき。

   工業:町内企業との係りが希薄。

         航空・宇宙・光学・食品・・等、町内主要産業を軸に、周 辺、関連企業を育成し特徴ある地域産業
     を構築するべき。

      商業:商業地区衰退の歯止めが掛からない。

         地域毎の構想が無いまま、放置されている。行政の側からの提言がなされても 良いのでは

 ・ 高福祉(受入・介護予防・支援)の充実

    不十分。

    お年寄りが、本当に必要としている支援を、きめ細かく実現して行くべき。

 ・ 全ての子供に自信と誇りを与える教育!

    不十分。

       こども、一人一人の人格、人権に配慮し、個性を生かした教育環境を実現すべき。 学校も、家庭・地域をも
   包括的に考慮した、教育環境の充実、学校と地域との交流の推進を計るべき。

         子育てにやさしい、町づくり

      支援センターの設置等、評価できる面もあるが、さらなる支援が必要

      ママにやさしい町・・・ファミリーサポート(地域での子育て支 援体制)。

      育児中の女性の雇用対策、経済的支援(出産手当、子供手当て)等実施すべき。

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矢 ケ崎克彦さんの回答は以下の通りです。

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辰野町長選挙 立候補予定者へのアンケート 

候補者名:矢ケ崎克彦     

文責: 本人         

1 辰野町の中、長期的 目標は?

  今は、山登りで言えば、7合目。これからは、皆んなでいっしょに「よじ登る」だけ。

  この、よじ登る姿勢が無いと、公約や夢、要望の達成財源となる、国や県 の交付金や有利な補助金が
優先給付されません。

  「もっと良くする辰野町」「出ていく町から入ってくる町へ」

  ◎キーワード「育てる」●手法は「たくましく・やさしく」→人・物・施 設・機構を、各分野で育てる基盤
 を構築し、ネットワークで結び、その考えが反映される辰野町に!! →安心・安全・便利・快適・交流
 (国際、国内<横浜とも>)●夢を具現化してゆく辰野町!!

 

2 病院建設: 新築移転か現地補修か

   移転新築です。

   今の病院を、耐震補修で中長期使用的に仕上げると、工費約18億円(専門設計士見積り)、しかも病室や
廊下等、柱がふくらむ分、少し狭くなり、耐用年数は元のままで補修後18年前後(新築なら60年の耐用年
数)となります。

   尚、入院中の方の移転等は別途となります。H18年災害後の県の調査では、今の所は (大丈夫だとは思い
ますが)土砂災害対象地域です。(公開済み)

 

3 職員の接遇に関して不満の声を聞くこともありますが、職員の意識改革の必要性に ついてどの様にお考えで
しょうか? また、スキルアップの為の具体的方策は?

   住民の皆さんは「単なるお客様」ではなく、町に対して様々な権利を持つ「組合員」の様な存在な のだ・・
と、私は職員に対して、朝礼などで話しています。

   接遇研修●他団体との人事交流●専門研修●自己啓発事業●人事評価制度導入で「気づき」 の修得
CS(顧客満足)度導入、等実施中。今後は民間会社派遣も計画中です。

 

4 近隣市町村に比べて介護保険の認定が厳しいと言われていますが、どの様にお考え でしょうか?

   全く、あり得ないことです。

   まず町は申請を受けると調査員が訪問し、国が示すテキストにより、全 国共通マニュアルでコンピュータに
打ち込み、主治医の意見書を添えて、上伊那広域で行っている「介護認定審査会」へ提出します。そこで郡下
共通に、保険・医療(医師)・福祉の郡で専任した専門家が審査し、要支援・要介護の区分が公平に判定されます。

   どこの市町村の方々にも、判定者の主観が入らないシステムとなってい ます。

   認定者が少ないということは、個人・地域・介護予防指導の努力の賜だと思います。

5 前回、矢ケ崎町長が示されたマニフェストについて達成度を評価するとす れば?

         行政の更なるスリム化推進

     課の統廃合、収入役の廃止、一般行政職員の減員(H10年181人→H21年144人)かな りの行革を、
内部でも行いました。

     道路網の整備・改良強力に

    〔国道153号線〕雨沢拡 巾改良歩道整備●徳本水カーブの直線化着工●羽北改良路線決定(羽場交叉点用地交渉中)

    〔竜東線〕平出交叉点都市型改良●下町歩道の用地買収中〔城前橋竣 工〕〔唐木沢北側道拡巾●橋の架け替〕
    〔城南通り新設●城前線改良〕〔中道線竣工〕

     他進捗。

  ・ 住民合意の上で辰野病院の新・改築推進

       国の医療改革が何度にも渡り定まらず(研修医制度の自由化・公立病院の改革プラン作成提出の義 務化)
    遅れています。

       今、町の保険・福祉・医療の連携の中の病院、また郡下公立三病院提携で、特色付 けをして国の「地域医療再生事業」
    を取りこみ、今までになかった国の補助を導入しながら、新築移転に入ってい きます。(有利です)

  ・ 農・工・商の活性化支援

         世界恐慌は、ブレーキとなる。しかし〔農〕営農組合を各地区に新設(協働農業)

       〔工〕〔商〕何社も誘致●既存企業支援に制度資金枠拡大と利息負担軽減●商工会補助の増●エルボン誘致
      ●プレミアム商品券

  ・ 高福祉(受入・介護予防・支援)の充実

       共同作業所横に就労支援センターの構築●辰野病院へMSW(相談指導)配備●各地に介護予防セ ンター建築
   (国費100%で)と事業開始●「第2グレースフル」誘致●福祉のワンストッ プサービス(保健福祉課を本庁内に移設)
    ●訪問看護ステーションを病院内に設置。 

  ・ 全ての子供に自信と誇りを与える教育!

        子供の多面的評価の進め●学力向上(小学校に英語授業試行開始)●小学校教員交換授業●辰高第1回統廃合問題、
     無事クリアー●日本福祉大学、辰高、町、三者連携●両小野小中学校一貫教 育、住民検討会発足 

 ・         子育てにやさしい、町づくり

          子育て支援センター充実(登録者1500人余)(保育士を加配)●ブックスタート ●医療費0 才〜15才無料化開始

          ◎ 上記のように、皆さんのお力をいただき、マニフェスト達成の域に入っ ております。